微小血管狭心症とは

微小血管狭心症とは、狭心症の一つで、更年期の女性に多いとされています。
そもそも狭心症は、冠動脈が狭くなって心筋に十分な血液が送れなくなった時に起こるものです。
脂分が溜まって冠動脈が狭くなる労作症狭心症と、血管が痙攣して起こる冠れん縮性狭心症とがありました。
この二つの狭心症は男性が多いのが特徴です。
しかし近年、第3の狭心症として微小血管狭心症の存在が明らかになりました。
これは、心臓の中の筋肉の細い血管が、収縮して狭くなることによって起こります。
症状としては、胸痛があげられます。
しかし従来の狭心症との違いは、痛みの持続時間が長く、痛みが起こる間隔が長いという事です。
10分から20分ほど続くことや、長い人では半日続く場合もあります。
また特徴的なのは、寝ている間などの安静時に起こりやすいという事です。
また通常の狭心症の治療に使われるニトログリセリンが効きません。
心筋の中の細い血管が狭くなってしまうのには、女性ホルモンが深く関係しています。
女性ホルモンのエストロゲンは、血管を広げる働きがありますが、更年期になると減少してしまいます。
よって更年期に、血管が収縮しやすい状態となり、微小血管狭心症になるとされています。