低血圧の際の甘草エキスや心臓病リスク

低血圧は体調を阻害する大きな要因です。目覚めた際の起立性低血圧などは非常に厄介ですので、何とかしてコントロールしたいという方は多いはずです。
そのような低血圧の際に漢方薬として甘草エキスを飲む方は多いのではないでしょうか。確かに甘草は漢方ですので安心感があります。またその他の作用も有用で、身体的にも良い影響ばかりであるというイメージが有るかもしれません。
しかし、甘草エキスは心臓病リスクを増大させる場合があります。血圧を戻す役割があるということは、即ち高血圧のリスクを生じさせるという事です。高血圧になれば、心臓病である心筋梗塞、脳血管障害の一つである脳梗塞のリスクとなります。血圧が低いと思って飲み続けていると、年老いた時に知らぬ間に高血圧になっていて、そのまま甘草エキスを飲む事で心臓病のリスクを増大させているというケースがあるのです。
そうならないためには、普段から血圧を測定する習慣をつけるのも良いかもしれません。少しずつ変化していくはずですので、あまり高すぎると甘草エキスの服用を止めるようにするとよいでしょう。
また、心臓病を患った状態で起立性低血圧などの場合には、朝起きた際に血栓が飛ぶ事で脳梗塞が生じる事もあります。この場合は、朝寝ている部屋の室温が下がらないように空調管理が必要となりますが、そもそも心臓病を持ちながら甘草を飲む必要があるかどうかを医師と話し合う事が大切です。
漢方薬は血圧を整えたり様々な作用がありますし、簡単に手に入るのでついつい使ってしまいます。だからこそ、副作用に目を向ける事が肝心です。かかりつけ医に相談したり、ドラッグストアの薬剤師に話を聞いてもらうとよいでしょう。